今年も無事に誕生日を迎えました

今年もお陰様で2月9日のお誕生日を迎えることが出来ました。

愛するスタッフ、周りの方たち全てに心から感謝を申し上げます。

お誕生日に思い出すことが、2つあります。

一つ目は両親のこと。両親が亡くなって、病院を売却して実家家屋など全部処分する時に色々なものが出来ましたが、中でも多かったのが私が生まれた時の写真でした。朝方3時頃に生まれたらしいのですが、へその緒の感染で生死をさまよったそうで、それでも何とか持ちなおした時のしわくちゃな写真、その後女の子とは思えないくらい大きく丸々と太った写真(笑)、女の子なのにヌードの写真(笑)などなど、どれだけ両親が私をいとおしく育ててくれたかがわかるものばかりでした。大事な跡継ぎの長男の次の女の子でしたし、次々に弟妹が生まれましたから、途中からはすっかり放置されていましたが・・・。両親のお陰で今があるということを、この2月9日には写真に手を合わせながら感謝しています。

2つ目は歯科医師を目指すきっかけ。両親に甘やかされていたせい　とは言いませんが、実は子供の頃私はすごい味噌っ歯だったのです。今、味噌っ歯のお子様はめったに見なくなりましたが、私がニーンと笑うと、茶色い前歯がむき出しで、すごい子ども時代でした。当然奥歯も虫歯がひどくて、しょっちゅう痛い痛いと騒いで、母に根治水？とか正露丸とか詰めてもらっていたのです。実家の病院には歯科もありましたのですぐ治療にいけばよいのに、母が、私が怖がるのが可哀そうでなかなか歯科に連れていけなかったのです。父の叔父が歯科医長を務めていて、叔父は優しい人だったのですが、麻酔が怖くていつも大声で泣いて騒いでいたのを覚えています。その叔父は、父が亡くなる前にまだ70歳頃亡くなってしまいました。開業の時は自分のことのように喜んでくれて、色々なことを教えてくれました。まだまだ若かったのでとても残念でなりません。そんなわけで、歯科には子供の頃からどっぷりとお世話になっていまして、技工士さんとも大の仲良しで、子供の頃から歯科技工の雑用をさせていただいておりました。歯科の仕事に就くということは、歯で苦労した(笑)幼少時代から決めておりました。この仕事を愛して、この仕事を全うしようと、この2月9日には、心から思うのです。

写真は、開業前のクリニックの待合室の写真です。今ももちろん綺麗に整えているつもりですが、どんどんアイテムが増えてきました。この頃の写真を眺めながら、いつでも新鮮な気持ちで診療に向き合って、お一人でも多くの方のお役に立ちたい！と切に思うのでした。