サンキューサンキューの連鎖

亡くなった父は内科の医師で、今はもう売却してしまいましたが、地域の中核を経営していました。

優しい反面、昭和の男ですからすごい暴君で、看護師さんを怒鳴ったりするのは日常茶飯事。それもそのはず、今思えば週のうち6日は当直状態で（自宅は病院の5階にあったにしても）昼は診療と100人の入院患者様のケア、夜は救急診療。警察医もやっていたので真夜中の検死もしょっちゅう…という忙しさで、イライラするのも少しは理解出来ます。

そんな父は、何か御礼を述べるときに

サンキューサンキュー

というのが口癖でした。なぜか2回なんですね（笑）。それを聞いているうちにいつの間にか私も、普段はありがとうと言いますが急いでいる時などはサンキューサンキューと言うのが癖になっていました。

それが、気づいたらなんと

当院スタッフも。スタッフ同士の会話の中で

サンキューサンキュー

と連呼しているのです！

DNAは繋がっていないけど、スタッフとは長い時間一緒にいるので、言葉遣いや患者様への気遣いなども私に似てきているなあと感じることが多々あります。

そのことをとても嬉しく思う反面、自分が色々な意味でお手本にならないといけないなあと、益々気が引き締まりました。

また、私が心から大事に思うことや頑張っていることなども、無言のうちに伝わっているといいなあと思います。

これからも、サンキューサンキューの連鎖で、スタッフと心を合わせて頑張ってまいります。