歯周病初期治療!
- 2025年07月02日
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皆様こんにちは!歯周病専門医、かみ合わせ専門医の資格をもつ審美歯科医 石田智子です。セラミック治療についてはお気軽にご相談くださいませ。
写真の順番が逆になってしまいましたが、下が歯周病初期治療前の歯周ポケットの深さと出血の度合いを表していて、上が治療後です。
この患者さまは、62歳男性で、特に咬むことなどに不自由を感じておらず、歯医者にも10年以上通っていなかったという方でした。
口臭が気になり、他人にも指摘されたとのことで、当院にお越しになりました。
一見歯並びも良くて虫歯などもほとんど無いのですが、歯肉は所々赤く腫れていて、歯肉の中には歯石がたくさん溜まっていました。
そのため、ポケットも深くてポケット測定の際の出血がとても多かったのです。
下の写真がその時の検査の結果です。
歯周病初期治療とは、スケーリングルートプレーニングのことで、まず、見えるところの歯石を一掃して、歯磨きの仕方をきちんとお話しして日々励行していただきます。
その後、歯肉が少しずつ引き締まってきて、歯肉の中の歯石が目視出来るようになり、その歯石を全て除去していきます。
その頃から朝起きた時の唾液のねばつきもなく、ブラッシング時の出血も少なくなってきます。
上の写真が初期治療後のポケットと出血の状態です。
患者さまも、体感としてかなりスッキリ感があり自信を持って人とお話出来るようになったとおっしゃっていました。
歯周病菌はご存知の通り、血液を通じて全身を周り、胃癌や糖尿病を増悪させる因子となります。
健康のためにも、口臭などの無い健全な社会生活のためにも、是非歯周病チェックをおすすめ致します。
専門医である私が、皆さまの全身の健康もお守り致します!